ひとりごと★フーレセラピーアカデミー校長の徒然日記 >  会報誌『ラフィネ』より >  2008年5月 ひとりごと

2008年5月 ひとりごと:2008-05-24 23:59

文化を創造するという事

約30年も昔の話ですが、

朝の7時から夜11時まで開いているコンビニが登場したとき、

こんな遅い時間まで開けていても、買い物客は増えないだろうと思いました。

お茶がペットボトルで売り出されたときもそうです。

お茶にお金を払う人がいるのかと疑問を持ち、

おにぎりも母親が作ってくれるもので、買うものではありませんでした。

他にも、今にして思えば、以前はどうしていたのかな、というようなことが

たくさんあります。

待ち合わせひとつをとっても携帯電話があるおかげで、

昔のように、ずっと待っていても相手が現れず

「場所はここでよかったかな?」などと心配することがなくなりました。

『10年ひと昔』という言葉がありますが、

今は数年前の常識が通用しなくなるくらい、

時代の流れは速くなっています。

さまざまな新商品や流行が世の中にあふれ、淘汰されていきます。

その中で時間をかけてゆっくりと確実に、

消費者のライフスタイルや習慣の中に残っていくものが、

大きな意味で文化になっていくのではないか、と感じています。

フーレセラピーを始めた頃は、世の中でマッサージといえば

手を使って行うものしか知られていませんでしたから、

説明しても不思議な顔をされたり、なかなか理解してもらえなかったりと、

その都度壁を乗り越えていくのに、一生懸命だったのを思いだします。

最近、体験会などで皆さんと接していると、

「フーレセラピーを受講したきっかけは?」という質問に

『楽にできそう』『身体に負担がかからず長く続けることができそう』

という答えの方が多いことに気がつきました。

更に詳しく聞いてみると、そう答えた方の多くが、

手で行うマッサージの経験者で「せっかく身につけた技術も、

身体をこわして断念した」「働く場所はたくさんあったけど、

きつくて続けられなかった」「女性なので腕の力が弱く、マッサージの仕事を断念した」ということでした。

そんなお話を聞くごとに、フーレセラピーの理念は間違いではなかった、

とうれしくなってきます。

手で行う施術者が、経験を通して感じた

「身体の負担を軽減する」ということは、

冒頭で触れたコンビニや携帯電話の様に、

セラピストにとって重要な要素であると確信できるからです。

これからマッサージの主流は『足で行うこと』であるとさえ思っています。

私は常々、フーレセラピーを通して

施術者の『心』をお客様に伝えることが、

最高の技術だとお話しさせていただいていますが、

そのためにはまずセラピストの心と身体に余裕がないと、

それをお客様に伝えることはできません。

当協会会長が提唱する「フーレセラピーを文化に」とは、

フーレセラピーに携わっているあなたが、

先駆者としての自信と余裕を持ち、

日々の接客の中で

最高の技術を発揮していただくことで実現するのです。

近い将来「えっ、マッサージまだ手でやっているの?

そういえば昔はそんな事もありましたね。」

なんて時代がやってくるのを信じています。